当社が実施したMEO対策のなかから今回はマッサージ、リラクゼーションサロンの上位表示実績と対策内容をご紹介します。
マッサージやリラクゼーションサロンは、飲食店に次ぎ、当社へのMEO対策のご依頼が多い業態です。どちらもご依頼、上位表示実績は多数ありますが、飲食店とマッサージ店をMEO対策の難易度で比較するとマッサージ店の方が難しくなる傾向があります。
一口に飲食店といっても、その業態は居酒屋やイタリアン、フレンチ、バーなど多岐に渡ります。飲食店の場合は多種多様なキーワードの中から自分の業態に合った、集客したいキーワードを選ぶことができ、難易度の高いキーワードを避けることが可能です。
しかし、マッサージ店は「地域名 マッサージ」というキーワード以外は検索ボリュームが非常に少ない傾向にあります。そのため「地域名 マッサージ」に対策が集中して競合が多くなるため、結果として対策が非常に難しくなります。
検索された回数が多いキーワードは検索需要が大きく、高い集客力がありますが、その反面競合が多く、SEO対策でもMEO対策でも難易度が高い傾向にあります。
そんな難易度の高い傾向にあるマッサージ店の当社MEO対策の結果をご紹介します。
【目次】
直近3ヶ月(10月~12月)の順位推移|競合と激しくぶつかる3ヶ月
以下のグラフは当社がMEO対策を行なっている「銀座 マッサージ」というキーワードの10月から12月にかけての順位推移です。
銀座という人気のキーワードに競合の多いマッサージの掛け合わせのため、順位が乱れることが多かったですが、それでも3位を死守することに成功しています。
SEO対策もMEO対策も常にGoogleの評価は変動しているため、些細な変化が順位に影響を与えます。特に今回の事例のような人気のキーワードだと、競合のGoogleマイビジネスの順位上昇により、順位が落ちてしまうことも多くあります。
そんな難しい対策キーワードが施されているGoogleマイビジネスのインサイトはどのようなものなのでしょうか。対策した直後と先月のインサイト情報を比較してみましょう。
このツールで閲覧数、クリック数などが分かります。詳しくは以下の記事をご覧ください。Googleマイビジネスのインサイトでは何ができる?その活用方法もご紹介!
検索数の比較|半年で検索数が8.5倍に
こちらのグラフは対策直後と12月の検索を比較したデータです。
間接検索:関連性のあるキーワードを調べた際に表示されてクリックした回数
対策直後は全体で2,700件程度だった検索数ですが、対策の結果、約6倍の17,000件にまで増加しました。
直接検索、間接検索、どちらも対策直後と比較すると飛躍的に数値が向上していますが、特に目覚ましいのは間接検索数の伸びです。開始から半年の対策で検索数が8.5倍という驚異的な成長になりました。対策開始直後は直接検索数の割合が多いですが、現在は間接検索数が圧倒的な割合を占めています。
間接検索数の多さは店舗名を知らないユーザーにアピールできていることの指標になります。言わばMEO対策がウェブ広告として成功しているか否かが判断できるポイントです。
店舗名を既に知っているユーザーが対象の店舗を特定するキーワードを含めて検索した場合は直接検索数にカウントされます。直接検索数より間接検索数が圧倒的に多い、ということは店舗名を知らないユーザーが関連するキーワードでGoogleマイビジネスにたどり着いていることを示しています。
この検索数の比較から、対策開始直後と比較して8.5倍もの人数のユーザーが対象の店舗を検索したことが分かり、格段に露出度が向上したと言えます。
表示回数の比較|マップ経由が激増する稀な事例
以下のグラフはGoogleマイビジネスの表示回数の比較グラフです。
マップ経由:Googleマップで表示された回数
マップ経由、検索経由ともに対策から半年で対策開始直後と比較して約5倍表示されるようになりました。
今回の事例の特徴はマップ経由の表示回数が多い点です。
当社はこれまで様々な業態のGoogleマイビジネス上位表示対策実績をご紹介しましたが、その実績の表示回数は検索経由の方が多くなる傾向が強い事例がほとんどでした。今回の事例はマップ経由の表示回数が多い非常に稀な事例です。
事例①:露出度70倍!表参道のレストランGoogleマップ上位対策実績
事例②:反響が5倍!MEO対策の集客対策実績と対策内容とは? スマホ修理編
何故マップ経由の表示回数が多かったのでしょうか。その意味と理由については次のアクション数の比較にてご説明します。
アクション数の比較|バリエーション豊富なアクション増加
次のグラフは、対象のGoogleマイビジネスを見たユーザーがどのような行動を行なったかをまとめたものです。
ルート照会:ユーザーがいる場所からの道順を検索した回数
通話:登録されている電話番号に電話をした回数
対策以前はルート照会のみがカウントされていましたが、半年間でその他のアクションも増加しているのが分かります。
内部対策を行ない、情報を充実させたことで、これまではルート検索のみだったユーザーのアクションが、通話やウェブサイトも増えました。また、その数も約3倍になりました。
この成功はどのような要因があったのでしょうか。当社の対策の一部をご紹介します。
上位表示の要因|「基本」だからこそ「王道」
今回上位表示につながったと考えられるポイントは「内部対策」です。
Googleマイビジネスで上位表示を狙いたいキーワードを設定し、そのキーワードを中心にしっかりと内部対策を行うことで、Googleの評価が向上して上位表示につながったのだと考えられます。
内部対策は重要なポイントですが、ここで注意点があります。
Googleマイビジネスはホームページとは異なりGoogleが任意に情報を修正することが稀に発生します。
参考リンク:Googleマイビジネスの情報が勝手に変わった!その理由と対処法とは?
例えば、登録されているホームページの情報とGoogleマイビジネスの情報が異なる場合や、ポータルサイトに間違った情報が掲載されていると書き換えられてしまうことがあります。
対策したいキーワードも書き換えられてしまうことがあるため、オーナーは常にGoogleマイビジネスのチェックを怠らないことが求められます。
上記しているマッサージ店の対策実績の直近3ヶ月の順位変動でも一時的に順位が落ちている日がありますが、Googleにキーワードごと情報を書き換えられたことによるものです。
まとめ
SEO対策と同様、MEO対策も常に順位が変動しています。対策の手法もSEO対策のようにバリエーション豊富にあるわけではないため、基本に忠実に対策を行う必要があります。内部対策を実直に行うことが上位表示につながることが今回の事例でわかりました。
SEO対策の業界では、Googleが文章の意味をある程度認識しているといわれていますが、当社ではMEO対策でも同様であると考えております。
自然でかつオリジナルの文章であることが推奨され、キーワードのバランスも考慮に入れるべきであるため、内部対策の制限は多いです。その制限を守った上で対策を行えば人気の高いキーワードでも安定した上位表示を狙えるようになります。
しっかり基本の内部対策を行って難しいキーワードでも上位表示を狙っていきましょう。