当社が実施したMEO対策のなかから、今回は飲食店の上位表示実績と対策内容をご紹介します。
Googleマイビジネスに登録できる業態は多岐に渡り、ほとんどのサービスがMEO対策できるようになっております。そんな中でも最もMEO対策の需要が高いのは飲食店です。
当社でもMEO対策のご依頼を多数頂いておりますが、飲食店の依頼は他の業態と比べると群を抜いています。
依頼が多く、需要が高いというのは競合他社が多いことの裏返しになります。特に渋谷や新宿などターミナル駅の周辺の飲食店や、若者に人気の表参道、池袋などは難易度の高くなる可能性が高いです。
そんな高い需要と難易度を誇る飲食店についてのMEO対策の結果をご紹介します。【目次】
直近3ヶ月(9月~11月)の順位推移|ランク外からの安定
以下のグラフは当社がMEO対策を行なっている「表参道 ランチ」というキーワードの9月から11月にかけての順位推移です。
対策の結果、9月の初頭にランク外から一気に1位に躍り出ました。その後は、ほとんど変動することなく常にウェブ検索結果に表示される状態を継続することができています。
現在の仕様では、Googleマップの上位3件がウェブ検索結果に表示されます。ウェブ検索に表示されたGoogleマイビジネスの検索結果はファーストビューに表示されることが多いため、「表参道 ランチ」と検索したユーザーは、このGoogleマイビジネスの表示を目にしやすくなります。
MEO対策が成功したことによって順位は安定しています。ところで、この安定はどのような結果をもたらしたのでしょうか。Googleマイビジネスが作成された直後と11月のインサイト情報からMEO対策が与えた影響を見てみましょう。
検索数の比較|驚異の伸び、70倍以上!
こちらのグラフは対策直後と11月の検索を比較したデータです。
間接検索:関連性のあるキーワードを調べた際に表示されてクリックした回数
対策前は1500件程度だった検索数が対策後、約110,000件に。
正に爆発的な伸び率となりました。
特に注目するべきポイントは間接検索です。
間接検索が多いということは「表参道 ランチ」に代表される、この店舗と関連するキーワードで検索された回数が多いということを示しています。つまり、この店舗を知らないユーザーが新しい飲食店を探す目的で表示された回数が多い可能性を示しています。
直接検索は「店舗名 表参道」のような店舗名に直接関係するキーワードで検索された回数であるため、その店舗名を知っている既存のユーザーである可能性が高いです。
MEO対策で重要なポイントは、いかに店舗の存在を知らないユーザーにアピールできるか、という点です。効果的なMEO対策を行なって間接検索を増やすことができれば、高い集客効果を生み出せる可能性が高まります。
表示回数の比較|人気キーワードで安定した上位表示
以下のグラフはGoogleマイビジネスの表示回数の比較グラフです。
マップ経由:Googleマップで表示された回数
マップ検索、ウェブ検索ともに飛躍的な向上が認められました。
どちらの表示回数も10倍以上に伸びているのが分かりますが、注目するポイントは検索経由の指標です。
検索経由の検索数が多いということは、ある重要なことを示しています。
検索経由の重要性|ウェブ検索でファーストビューにある価値
現在主流となっているホームページを上位表示する対策、いわゆるSEO対策。この対策にかかる費用はご存知でしょうか。
対策したいキーワードや現在の順位、その他の要因により金額は上下しますが、基本的には10万以上の費用がかかり、かつ対策してから上位表示までの期間は非常に長くかかります。
「転職」や「不動産」など、SEO対策が有効なキーワードも存在するのは事実です。業態や集客の方向性などで対策する手法をよく練る必要がありますので、SEO対策のメリットが全くないわけではありません。
競合の多いキーワードであれば、上位表示に費用がかさんでしまっても価値のあるものになりますが、高い料金の影響で資金力が低い企業はどうしても尻込みしてしまいます。
そんな通常であれば10万円以上費用がかかり、かつ長い対策期間を要する施策とは異なり、より短い期間で、より安価で実現できるのがMEO対策です。
上記しておりますが、現在の仕様ではウェブ検索結果に表示されるGoogleマイビジネスの件数は3件です。ウェブ検索で表示されるGoogleマイビジネスは検索したらすぐに目に飛び込むファーストビューに表示されます。
今回の「表参道 ランチ」のように1ページ目が競合でひしめき合っているような難しいキーワードでも適切なMEO対策を行なえばファーストビューに掲載することが可能です。
そのファーストビューを獲得できた結果、莫大な検索経由の表示数が獲得できるようになりました。この検索経由で表示された回数がそのまま来店数にはなりませんが、目につきやすい位置にあるという点、より多くのユーザーにアピールすることが重要であるのは間違いありません。
アクション数の比較|全ての指標で5倍以上に増加
次のグラフは、対象のGoogleマイビジネスを見たユーザーがどのような行動を行なったかをまとめたものです。
ルートの照会:ユーザーがいる場所からの道順を検索した回数
通話:登録されている電話番号に電話をした回数
今回の事例として挙げている「表参道 ランチ」を中心に様々なキーワードで上位表示したことによりアクセスを集めることに成功し、どの数値も飛躍的に向上しているのが分かります。
どのアクションもユーザーがこの店舗に対して強い興味を示しており、予約や来店に直結する可能性があるものです。
この成功の要因はどのようなものなのでしょうか。当社の対策の一部をご紹介します。
上位表示の要因|キーポイントは「基本」と「更新」
上位表示につながったと考えられるポイントは2つあります。
そのポイントとは「内部対策」と「投稿機能」です。
SEO対策とは異なりMEO対策の手法は多くありません。対策の手段が少ないからこそ、一つひとつの対策の質は高くなければなりません。そのため、基本的なことこそ重要な上位表示の対策手法であることも多いです。
もちろん競合の少ない人気のないキーワードならすぐに上位表示することも可能です。しかし、そのようなキーワードは集客力がほとんどありません。競合の多いキーワードで上位表示を狙う場合は、基本的な対策こそ重要な要素となります。
内部対策でGoogleの信頼性アップ|基本だからこそしっかりと
Googleマイビジネスに登録する上で店舗名や住所、電話番号を入力することは必須です。ですが、その他にも登録する内容は多岐に渡ります。
その他の情報は登録上は必須ではありませんが、MEO対策で上位表示を狙うためには埋める必要性があります。特にGoogleは写真を登録することを推奨しています。
リスティングに写真を追加すると、商品やサービスに焦点を当てることができ、ビジネスの内容を紹介しやすくなります。的確で訴求力のある写真を掲載すれば、求めている商品やサービスがあることを見込み顧客にアピールできます。
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
インサイトでも競合がどの程度写真を投稿しているかの比較グラフが存在しているため、画像を登録することの重要度は高いと推測されます。
その他にも説明文の中に効果的に上位表示したいキーワードを盛り込むことも重要です。独自の文章の中に自然な形でキーワードを入れることはMEO対策の中でもポイントとなっています。
ここで注意が必要なのは、文章の内容です。
SEOの業界ではGoogleは文章の意味をある程度理解することができると言われています。つぎはぎであったり、意味の通らない文章はスパムであると判断されることもあり、ペナルティの対象になる可能性があるため、現在はタブーとされています。
MEO対策もSEO対策と同様に自然でかつオリジナルの文章がベターだと推測できるので、しっかりと自然な文章の中に上位表示したいキーワードを入れる必要があることを意識していきましょう。
投稿機能を活用|定期投稿で常にフレッシュに
以前の上位表示実績のご報告と同様に今回も投稿機能が上位表示に寄与したのではないかと考えられます。
投稿機能を定期的に利用することで更新する頻度を高め、常にフレッシュなGoogleマイビジネスにすることが重要なポイントだったと推測されます。
GoogleもヘルプにてGoogleマイビジネスが常に正確で最新の状態であることを求めています。
ローカル検索結果は、検索語句との関連性が十分に高いものが表示されるため、ビジネス情報の内容が充実しているほど、検索語句と一致しやすくなります。必ずすべてのビジネス情報を Google マイビジネスの管理画面に入力して、ユーザーにビジネスの内容、所在地、営業時間が表示されるようにします。入力する情報は、実際の住所、電話番号、カテゴリなどです。ビジネス情報は必ず最新の状態を保つようにしてください。
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
まとめ
Googleマイビジネスが適切に対策されていると店舗の存在を知らない新規のユーザーにアピールする機会が増え、露出度が各段に上がることが今回の実績データでわかりました。
MEO対策をサービスとして展開している企業は多数あります。その企業ごとに紹介するMEO対策の手法は異なりますが、Googleが推奨する方法を実践することがGoogleマイビジネスを上位表示させる一番近いルートです。
Googleマイビジネスの内部対策は基本的な事項ですが、基本こそ王道です。しっかりと正確な情報を記載し、投稿機能でGoogleマイビジネスを常に最新の状態にすることこそがMEO対策の重要な対策なのは間違いありません。
Googleマイビジネスは正確性と更新頻度を意識しつつ、提供されている機能をうまく使って運用していきましょう。