Googleビジネスプロフィール(以下、ビジネスプロフィール)を運用していると、順位が突然下がることがあります。ビジネスプロフィールで集客している店舗ビジネスにとっては死活問題と言えます。本記事ではビジネスプロフィールの順位が下がったときの対処法について解説します。どう対応すればいいのか知りたい方はぜひチェックしてください。
【目次】
順位下落の原因とは?
ビジネスプロフィールの順位が下落する原因は大きくわけて2つあります。
・Googleのアップデートでアルゴリズムの仕様が変わった
・競合の情報のほうがユーザーに役立つと判断されている
もし、ローカル検索結果をチェックし、いままで上位に表示されていたビジネスプロフィールが軒並み順位変動していたら、Googleのアップデートの影響で順位が下落した可能性があります。一方、自社のビジネスプロフィールのみが順位変動していたら、競合の情報のほうがユーザーに役立つとGoogleに判断されていると考えられます。
ビジネスプロフィールの順位が下落したときの対処法
ローカル検索結果の表示順を決定する要因は多くあります。ですが、そのなかでも主要な要因とされているのが「関連性」「距離」「視認性の高さ(知名度)」です。
関連性とは?
関連性は検索で使われた語句と、ビジネスプロフィールの情報がどれくらい合致しているかを測る指標です。
距離とは?
距離は、検索で使われた語句で指定された場所から、ビジネスの所在地(店舗の場所)までの距離を測る指標です。検索語句で場所が指定されていないときは、ユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
視認性の高さ(知名度)とは?
視認性の高さは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを測る指標です。
たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。
と、Googleが述べるように、オンライン(ウェブ上)での知名度はもちろんですが、オフラインでの知名度も加味されます。
前項で触れた通り、ビジネスプロフィールの順位が下落する原因は主に2つありますが、どちらの原因にしてもやるべき対応は、「関連性」「距離」「視認性の高さ(知名度)」の対策です。
アルゴリズムの変動にしても、競合のほうがユーザーの役に立つと判断されていたとしても、Googleが関連性・距離・視認性の高さのいずれかの要因をほかの要因に代えない限り、基本的にはこの3つの要因がローカル検索結果での表示順に大きく影響することは変わりません。よって、自社のビジネスプロフィールの順位上昇を目指すのなら、上記3つの主要な要因の対策を進めていきましょう。
関連性・距離・視認性の高さの具体的な対策方法について
距離は店舗ビジネスの所在地に影響される指標のため、ここでは関連性と視認性の高さの対策について解説します。
関連性の対策方法
関連性の対策として有効なのが情報を充実させることです。ビジネスプロフィールの情報を充実させることで、検索で使われる語句との関連性を上げることができます。
・名称
・住所
・電話番号
・カテゴリ
・属性
は必ず記載すると同時に、営業時間や写真などの情報も入れましょう。
口コミについても、Googleが
Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。
Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
と示しているようにローカル検索結果の表示順に影響します。口コミの数を増やす工夫、さらにはスコア※1が高くなる工夫も取り入れていきましょう。
また、ウェブ検索結果の掲載順位もローカル検索結果の表示順を決める際に考慮されます。ウェブサイトを保有していたり、運用リソースに余力があったりするのなら、検索エンジン最適化(SEO)にも取り組むとよいでしょう。
※1:評価の星のこと
視認性の高さの対策方法
視認性の高さは知名度を意味します。知名度を高める際の対策として有効なのがウェブ上での露出を増やすことです。たとえば、媒体などに自社ビジネスの情報を掲載することで、知名度を高めることができます。自社のビジネスと関連性が高い媒体を探し、掲載を検討してみましょう。
また、ウェブメディアなどで自社ビジネスに関する言及がなされることも知名度向上に貢献してくれます。普段から良質なサービスを提供することで、ウェブメディアなどで紹介してもらえる可能性をあげることができます。ユーザーの満足を創出できるサービス提供を心がけましょう。
なお、視認性の高さについては、ウェブ上(オンライン)の情報だけでなく、現実(オフライン)の情報も加味されます。ランドマークとなるホテル、有名な博物館、有名なブランド名を持つビジネスなどは高い評価を得やすくなります。
まとめ
Googleのサービスを活用している以上、順位が落ちること自体は避けることができません。重要なのは、順位変動が起きたあとに、いかに早く対策するかという部分です。MEO対策に取り組みながらも順位が下落したときは、今回ご紹介してきた情報を参考に再度、上位表示を目指してみてください。