集客施策としてGoogleマップに店舗情報を登録する実店舗ビジネスが増えつつある今。実際のところGoogleマップの活用、Googleマップでの上位表示施策であるMEO対策について、実店舗ビジネスはどう評価しているのか。Web担当者向けWebマーケティングコラム『Webly』が調査しました。
回答者:Googleマップを活用している店舗経営者215人
アンケート実施日:2021/08/31

Googleマップの活用状況
経営または運営に携わっている店舗のGoogleマップの活用状況を教えてください。

Googleマップの活用状況について、「Googleマップに登録のみ実施」が76.7%、「MEOを実施している」が23.3%という結果となりました。Googleマップに登録だけしている方と、MEO対策を実施している方で大きな差が生まれた原因は、上位表示対策まで手が回らないこと、業者に依頼するとコストがかかることが関係していると思われます。
正直なところ、MEO対策は実店舗ビジネス本人でも情報を収集し、知識・ノウハウを蓄積していくことで取り組める施策です。しかし、普段の営業活動などが影響し、そうした時間を取れないために、Googleマップに登録だけしている、という状況になっていると推測されます。
また、ほかのWeb施策と比べてローコストであるとはいえ、集客媒体とは異なり直接的な効果を感じにくいことから、コストをかけることに慎重になる実店舗ビジネスも少なくありません。それが、MEOを実施している店舗が約20%という数値にとどめていると考えられます。
Googleマップの活用を始めた時期
設問:経営または運営に携わっている店舗で、Googleマップへの登録もしくはMEOを始めたのはいつか教えてください。

この質問では、「5年以上前」が29.0%と一番多く、次いで「3年~5年未満」が25.9%、「6ヶ月~1年未満」「3ヶ月~6ヶ月未満」が7.4%という結果となりました。「5年以上前」と「3年~5年未満」を合わせると50%を超える数値となっていることから、3年以上前からGoogleマップに店舗を登録している実店舗ビジネスが多いことが明らかになりました。
Googleマップ活用の重要性
設問:店舗をGoogleマップで上位表示させることにどれくらいの重要性を感じていますか?

この設問では、「まあまあ重要だと思う」が38.3%と一番多く、次いで「どちらでもない」が26.6%、「かなり重要だと思う」が20.6%となりました。「かなり重要だと思う」と「まあまあ重要だと思う」を合わせると60%弱となり、6割近くの実店舗ビジネスがGoogleマップの活用を重要だと考えていることがわかりました。
一方で、「重要ではないと思う」「あまり重要ではないと思う」を合わせると約15%となったことから、実店舗ビジネスにとってMEO対策は、集客施策として一定の重要性があるものとなっているようです。
まとめ
今回の調査では、MEO対策に取り組んでいる実店舗ビジネスが約20%にとどまる結果となりましたが、半数以上はMEO対策は重要な施策であると認識しているようです。Web集客を検討している実店舗ビジネスは、施策のひとつとしてMEO対策を前向きに検討してみてもいいかもしれません。